| ■企画趣旨 |
近年「菊池寛賞」「文化功労者」「親鸞賞」とその功績が認められ受賞ラッシュの宮尾登美子さん。86歳を迎えられた今も、その創作意欲は、衰えを知りません。
日本の伝統文化や歴史の中の女性の生き方をテーマに、数々の名作を執筆し続けている宮尾さんですが、「親鸞賞」受賞の対象作品『錦』は、菱村吉蔵という男性を主人公に書かれています。この『錦』は、織物にすべてを懸けた男性の生涯が描かれており、宮尾さん渾身の大作です。主人公菱村吉蔵のモデルとなったのは、織物の世界に「美」の要素を持ち込み、伝統的な織物の研究を行った、初代龍村平藏です。
平藏は、法隆寺、正倉院などに伝わる古代裂など伝統的な織物の研究に尽力し、復元の第一人者として織物の地位を「芸術の域」にまで高めました。
今回の展覧会では、第1部で、宮尾登美子さんの小説『錦』のご紹介。第2部で、初代龍村平藏と彼が愛した「織物の美」をご紹介いたします。 |
| ■展示構成 |
第1部 宮尾登美子『錦』
「菊池寛賞」や「親鸞賞」受賞の対象となった、宮尾さんの『錦』を構想、単行本として出版され、多くの人々の心を掴むまでをご紹介します。
第2部 龍村平藏の「美」
両替商を営む祖父の元で、幼児の頃から、茶道や華道、謡や仕舞、俳諧などに親しんだ龍村平藏。家業の没落後も、龍村製織所を立ち上げ、織物の組織の研究、改良に積極的に取り組み、数々の発明、改良を成し遂げた人物として知られています。作家芥川龍之介をも「恐るべき芸術的完成」と呻らせた、初代龍村平藏の「人」と彼が愛した「織物の美」をご紹介します。
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| ■関連企画のご案内 |
記念講演会
日 時:4月29日(日) 午後2時〜3時30分
場 所:文学館1階ホール
講 師:加賀乙彦氏(作家)
演 題:「長編小説の世界」
参 加:要当日観覧券 |
記念講演会
日 時:5月12日(土) 午後2時〜3時30分
場 所:文学館1階ホール
講 師:白井進氏(株式会社 龍村美術織物 顧問)
演 題:織物美術と龍村平藏」(仮)
参 加:要当日観覧券
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文学散歩「宮尾登美子ゆかりの地を訪ねる」
日 時:4月19日(木)、5月8日(火)
午前9時30分〜午後2時
場 所:宮尾登美子ゆかりの地
参 加:2800円
(バス代、昼食、文学館入館料、保険代など) |
朗読の会
日 時:5月19日(土) 午後2時〜4時
場 所:文学館1階ホール
内 容:宮尾作品より〜『錦』を読む(仮)
文学館カルチャーサポーターが朗読します。
参 加:入場無料
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展示解説
日 時:毎週土曜日 午後1時30分〜約30分程度
場 所:文学館2階企画展示室
内 容:担当者による展示解説です。
参 加:当日観覧券 |
宮尾登美子の錦と龍村平藏の美展 図録
税込 500円
好評販売中! |