平成23年度 広報普及事業
埋蔵文化財センターの発掘調査成果及び出土文化財を広く県民に公開し,埋蔵文化財の保護の推進及び普及啓発を図るとともに県民文化の振興に寄与するため本年度も盛りだくさんの事業を計画しています。
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1. 公開展示 高知県埋蔵文化財センターが実施した発掘調査成果及び出土文化財を広く県民に公開し,埋蔵文化財に対する保護の推進及び普及啓発を図るとともに,県民文化の振興に寄与することを目的とします。高知県立埋蔵文化財センターの展示室において,高知県の歴史を出土遺物を用いて通史的に展示紹介する企画展1,四国四県の埋蔵文化財センターが合同で企画展示を行う巡回展,近年の調査成果や出土遺物を紹介する企画展2,そして特定のテーマで展示する特別展の4つの展示会を年間を通じて開催します。
(1)企画展1 企画展1では発掘調査で得られた考古資料を用いて高知県の歴史を通史的に紹介展示します。出土文化財を写真パネルや解説パネルを併用し,平易で分かりやすく解説することで,埋蔵文化財センターの仕事内容や地域の歴史及び埋蔵文化財保護についての理解を広めることを目的としています。
(2)巡回展「続・発掘へんろ」 四国四県と松山市の埋蔵文化財センターによる共同企画展示です。続・発掘へんろ展は,今年が3回目(発掘へんろ展から数えると8回目)です。「遺跡にみる四国のすがた」をテーマに,本年度は四国の遺跡から出土した古墳時代の土器,石器や金属器を展示します。併せて,各埋蔵文化財センターが発掘調査した古墳時代の遺跡やその出土遺物等も展示します。
(3)企画展2 「道路開発と遺跡」をテーマに「道路開発であらわれた遺跡展V」として,高知南国道路道路建設に伴って発掘調査された西野々遺跡から出土した弥生時代から中世にかけての土器や石器などを用いた展示を行い,発掘調査の成果及び地域の歴史について説明します。
(4)特別展 「出土品からみる江戸時代のくらし」をテーマに,埋蔵文化財センターで発掘調査を行った遺跡から出土した江戸時代の遺物を中心に展示し,供膳具や調理具,火具,玩具など様々な用途で用いられた遺物を分かりやすく解説します。 また,この特別展に併せて記念講演会も開催しますので,多くの方のお出でをお待ちしております。
2. 公開講座 本年度も昨年度に引き続き「考古学講座」,「発掘調査報告会」,「授業にいかせる考古学教室」,「古代ものづくり体験教室」,「親子考古学教室」,「発掘現場見学会」など開かれた埋蔵文化財センターを目指し,考古学を身近に感じていただき,かつ,地域の歴史や遺跡についての興味や関心を高めてもらうために,市町村及び学校と連携して,考古学の基礎知識とともに地域の遺跡や遺物の概要等を広く県民にわかり易く,興味が持てるような以下のような講座を設けています。ご参加をお待ちしています。また,「堀ゆうぜよ高知2011 遺跡の館夏休み企画」も計画しておりますので,楽しみにしておいて下さい。 なお,それぞれ定員がありますので,お申し込みはお早めにお願いします。 (古代ものづくり体験教室は開催日の1ヶ月前から,親子考古学教室は7月4日より受付開始)
(1) 考古学講座 埋蔵文化財センターが行ってきた発掘調査の研究成果を踏まえ,考古学の知識や最近の話題などについて,地元の遺跡や地域の歴史に触れながら分かりやすく解説します。 また,埋蔵文化財(遺跡)は地域の歴史や文化を解明するための具体的な歴史資料であり,貴重な文化遺産でもあります。これを後世に伝えることが現代に生きる我々の責務であることを理解し,文化財愛護思想の普及啓発に資する目的で行うものです。
(2) 発掘調査報告会 近年埋蔵文化財センターで行われてきた発掘調査の研究成果等について,最近の考古学の話題や地域の歴史にも触れながら平易に解説します。また,具体的に検出遺構や出土遺物を取り挙げて解説することにより,埋蔵文化財に対する興味・関心を深め,文化財愛護思想の高揚を目的で行うものです。
(3) 親子考古学教室 発掘調査で出土した土器や石器等の実物に触れるとともに,県内の遺跡や歴史のやさしい話,更に火起こしや勾玉づくりなどの体験を通じ,古代人の暮らしや生活の一部を体感しながら埋蔵文化財に対する理解と親しみを広げることを目的で本年度も行います。7月4日より受付開始します。
(4) 授業にいかせる考古学教室(学校の先生対象) 近年県内で発掘された遺跡やそこから出土した遺物に触れ,火起こし等の実習体験を受けるとともに文化遺産として埋蔵文化財を保護し,それを後世に伝えることの大切さや「なぜ歴史を学ぶのか」などを分かりやすく解説すると共に,土器洗いや接合など整理作業や発掘調査の体験を行います。申込書にご記入のうえ、企画調整班までお送りください。
(5) 古代ものづくり体験教室 発掘調査で出土した遺物をもとに,その当時の人々がどのような技法を使用し,物づくりをなしえたかを実際に体感することで,埋蔵文化財に対する関心と理解を深める目的で実施するもので,ガラス玉づくりや低融点合金による銅鏡づくりを体験していただく予定です。開催日の1ヶ月前から受付開始します。
(6)発掘現場見学会 埋蔵文化財センターが行ってきた遺跡発掘現場見学の案内を調査員が行い,地域の歴史やトピックに触れながら遺跡の発掘現場で解説を行うことにより,埋蔵文化財への親しみをもつとともに,郷土への深い愛情と埋蔵文化財センターの仕事への理解を深める目的で実施するものです。
3. 出前考古学教室 文化財保護に関する普及啓発と地域の歴史学習を推進することを目的に,埋蔵文化財センターの調査員が学校に出向き,学校と連携し埋蔵文化財に関する授業及び体験学習,出土文化財の展示等を実施します。 希望される学校は「開催要項」をご覧になり,市町村教育委員会へ「出前考古学教室開催申込書」を提出してください。
4. 団体での埋蔵文化財センターや発掘現場見学 埋蔵文化財センターの展示や施設見学,また火起こし体験および発掘現場見学を希望される学校や団体を随時受け入れしています。内容などはご希望に沿って行いますが,ご案内する調査員の予定がありますので,事前にご連絡頂いた上で団体見学申込書を埋蔵文化財センター企画調整班(Tel:088-864-6266,Fax:088-864-6268)まで送付して下さい。 なお,100名以上の団体も受け入れておりますが,施設の規模や発掘現場の関係で一回に説明できる人数は30名程度です。それ以上の団体ではいくつかのグループに分けて頂くことになります。 また,解説等を必要としない団体は休館日以外自由に入館でき,団体見学申込書も必要ありません。発掘現場見学につきましては安全を確保しなければなりませんので必ず事前にご相談のうえ申込をしてください。
5. 火起こしセット等物品の貸し出しについて 埋蔵文化財センターにある火起こしセット等の物品の貸し出しも,社会科の授業で使用するなど広報普及目的であれば貸し出し可能です。
6. 土器など県保有文化財の貸し出しについて 埋蔵文化財センターに保管されている土器等の県保有出土文化財の貸し出しも行っております。また,高知県立埋蔵文化財センターでの実見もできます。いずれも所定の申請を行ってもらう必要があり,取り扱いについては専門技術者が必要です。また,一度にお出しできる遺物には限度がありますので,事前にお問い合わせの上,申請して下さい。借受希望文化財の量にもよりますが,申請時期については,借受希望日から少なくとも1ヶ月前には申請して下さい。少量であっても1週間を切ると対応できませんので,早めの申請をお願いします。 お問い合わせ 電話:088-864-6266(企画調整班) メール:maibun-kikaku@kochi-bunkazaidan.or.jp