平成19年度の発掘調査
1. 土佐国道事務所関係
  (1) 高知南国道路
    西野々遺跡
  (2) 南国安芸道路
    徳王子広本遺跡
  (3) 高知西バイパス
    城ヶ谷山遺跡
  (4) 四国横断自動車道関係
    坪内遺跡(整理作業)
    西山城跡(整理作業)
2. 高知河川国道事務所事業
  (1) 波介川河口導流事業
    上ノ村遺跡
3. 中村河川国道事務所事業
  (1) 中村宿毛道路
    坂本遺跡(整理作業)

 

西野々遺跡

 西野々遺跡は高知平野の中央部,南国市西野々・竹中地区に所在する弥生時代中期から近世にかけての複合遺跡で,弥生時代中期末から後期初めの集落,奈良時代後半から平安時代前期の官衙遺構,鎌倉時代の集落に特徴があります。遺跡は物部川の形成する扇状地の上に立地しています。住居跡
  平成19年度は前年度の調査に引き続き,VII-E区(西野々遺跡の東部)の北側(VII-E-4・5区)と,VIII-W区(西野々遺跡の東端部)の東半部の調査を行い,6月5日に本年度の調査を終了しました。
 
調査は平成15年度の予備調査,平成16年度からの本調査で,高知南国道路工事区域内の西野々遺跡の調査はすべて終了し,これから報告書作成作業に重点が置かれます。
 なお,本年度の調査では,VII区で弥生時代の竪穴住居跡3軒,土坑1基,ピット,古代の溝跡・ピットを検出しました。水路際は工事の際に撹乱を受けていましたが,遺構の遺存状態は比較的良好でした。
 [区では古代から中世にかけての畠跡と思われる畝状遺構14条を検出しました。また,弥生時代の竪穴住居跡1軒,溝跡2条などが見つかっています。
 写真は,調査VII区の東端で発見された弥生中期の竪穴住居跡の一部です。

 今後は,西野々遺跡から東の関地区の予備調査が計画されおり,調査結果が判明次第掲載する予定です。(07.06.06)