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より多くの方に、アートや美術館に親しんでいただくために、
土曜日の午後に行います(お休みの日もあります)。
月替わりで内容は変わっていきますので、どうぞお楽しみに!
10月 ビデオ上映 「近代洋画への誘い」
10月15日(土)
《日本美術史-西洋画との出会いと模索》
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明治維新による文明の開化は、美術の世界でも江戸時代までの日本美術の流れ対して欧米の技術と様式が雪崩をうって輸入され、急激な変化や新旧の争い、混乱を引き起こした。明治9年の工部美術学校開設による洋画教育開始と浅井忠、明治29年の東京美術学校の開校と黒田清輝の白馬会、明治40年、我が国初の官設展「文部省美術展覧会(文展)」と藤島武二、大正元年ヒューザン会の結成と萬鉄五郎・岸田劉生、大正8年帝国美術院展覧会(帝展)の開催と中村彝…と洋画の歴史を追い、西洋の真似から〈日本人の洋画〉への新しい模索の道を尋ねる。 |
10月22日(土)
《ポロック/白髪一雄》
第二次大戦後、様々な素材や方法論によって展開された現代美術の中にアクション・ペインティングと呼ばれる芸術がある。アメリカの抽象表現主義の画家ジャクソン・ポロックは床に広げた大きなカンヴァスの上で、即興的な動きに身を委ねながら絵具を滴らせ、絵画の制作を行った。それは制作の過程に作家の肉体的要素や偶然性を取り込み、描くという行為そのものに重要性を見出す考えから生まれた。そして、ポロックは巨大な画面を絵具で覆い尽くす個性的な様式を創造した。 白髪一雄は戦後の日本の前衛運動の出発点となった「具体美術協会」の主要メンバーである。彼は絵筆を使わずに手や指、それに足で画面上の絵具を操作して絵画を制作した。また、泥土の中でもがくアクションや斧で木材に切りつけるアクションなどを行い、これまでの美術の概念を大きく広げる芸術活動を行った…。 |
11月 ビデオ上映 「写真・その尽きせぬ魅力」
11月5日(土)
《アンリ・カルティエ・ブレッソン-疑問符》
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20世紀最高の写真家と謳われるアンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)。今では誰もが写真を撮る際に口にする“決定的瞬間”とは彼の言葉だ。それは単なる物理的な瞬間ではなく、本質的な意味と構図が一致した瞬間を言うのである。しかし、多くの“決定的瞬間”をものしてきたその本人は、自らの姿を撮影されることをこれまで許可しなかった。サラ・ムーンのインタビュ-による奇跡的な映像記録。 監督:サラ・ムーン 1994年 フランス映画 37分 |
11月26日(土)
《ジョエル=ピーター・ウィトキン-消し去れぬ映像》
奇形、不具者、狂人、人間や動物の屍体、ちぎれた腕や足。表面の世界から打ち捨てられた人々や事象を被写体に、神話的な世界を構築するアメリカ人写真家ジョエル=ピーター・ウィトキン(1939-)。一般的な規範を全て拒絶したところから生まれるこれらの作品は、見るものに、何が美しくて何が醜悪なのか、そして正常と異常の、芸術とそうでないものとの境界についての問いを突きつける・・・。 監督:ジェローム・ド・ミソルツ 1993年 フランス映画 52分 |
12月 ビデオ上映 「表現の極北へ」
12月3日(土)
《魂の自画像 ゴッホ/シーレ》
■場所 高知県立美術館 2階 講義室(先着50席)
いつも自分を見つめている画家、何を描いても自分が出てしまう画家。ゴッホとシーレはその生きた時代や場所は異なるにせよ、そうした共通性をもつ画家である。オランダに生まれたゴッホは若い頃、伝道師であった。画家になってからも自分は人々のために何をなすべきかを問い続けた。南フランスのアルルに画家の共同アトリエをつくることを夢見、その夢が破れた後、精神の発作から最後は自らの命を絶ったゴッホ。燃えるような色彩と激しいタッチで描かれた作品はゴッホの魂の軌跡そのものである。 一方、オーストリアの画家シーレは28年の短い生涯の間に人間の根源的な欲望や生への不安を描き出す。社会のモラルに反抗し、背徳的とも言われる作品は見る者の胸に痛々しいまでに突き刺さる。痛烈でか弱く神経質で、なぐり書きのようなシーレの個性的線描には、魂の叫びが込められているかのようである。 カラー 30分 |
12月17日(土)
《抽象への道 カンディンスキー/ムア》
■場所 高知県立美術館 1階 シアタールーム(先着27席)
「抽象」という芸術のあり方が出現したのは20世紀に入ってからである。いったい抽象とはいかなることを言うのか、そのさきがけを示したのがカンディンスキーである。従来の絵画は、目に見える具体的な事物を描き表すが、カンディンスキーは例えば「音」に象徴されるような、実際には目に見えない、いわゆる「感覚」や、「思い」で捉えられる世界を、純粋に色彩や形だけで表わそうとした。そこから抽象絵画は展開し、今日に至るのである。 やや遅れて同じことをムアは彫刻を通して模索した。当初彼は、人体という具体的なモティーフから出発したが、やがてそれらの人体は、彼の思いを通して単純化・抽象化されていくことになる。その過程で、彫刻というものが置かれる場所や環境も、作品を作る上で極めて大きな要素となっていく。 この二人の芸術家が今日に与えた影響は極めて大きい。彼らは絵画あるいは彫刻の分野で、抽象への偉大な道を開拓した先駆者なのである。 カラー 30分 |
各回とも
■時間 14:00~(開場は13:45)
■定員・対象 一般向け(高校生以上)
■聴講無料・事前申込不要(直接お越しください)














