今、注目のアジア映画3作品を上映
第14回高知アジア映画祭
〜世界へ、アジア映画の発信〜
2002年 8月3日(土)
開場 午前9時30分
       8月4日(日)
開場 午前9時30分
 高知県立美術館ホール

■上映時間

3日(土)
「カンダハール」 10:00〜
「銀杏のベッド」 11:30〜
「神の子たち」  13:00〜
「カンダハール」 15:00〜
「銀杏のベッド」 16:30〜
「神の子たち」  18:00〜
「カンダハール」 20:00〜21:25

4日(日)
「神の子たち」  10:00〜
「銀杏のベッド」 12:00〜
「カンダハール」 13:30〜
「神の子たち」  15:00〜
「銀杏のベッド」 17:00〜
「カンダハール」 18:30〜
「神の子たち」  20:00〜21:45

■料金
 当日 2000円/前売 1800円/ICS・シニア・障害者・高校生 1600円(当日券のみ)

■上映作品
 カンダハール
(モフセン・マフマルバフ監督/イラン・フランス/01年/85分)
 
 モフセン・マフマルバフ監督はイランでは国民的に有名な監督です。代表作「サイクリスト」は、総てのイラン人が見たといわれるほどイラン国内では大ヒットしました。常に虐げられている人々、貧しい人々などに視点を置き、イランのスタインベックとも呼ばれています。代表作は「ギャベ」「パンと植木鉢」オムニバスの「キシュ島の物語」などです。
 この作品は世界中に衝撃を与え一躍有名になったアフガニスタンのタリバン政権下で撮影された作品です。亡命したアフガニスタンの女性がイランから国境を越えカンダハールに行こうとする旅の過程の中で、アフガニスタンという国に対して世界中が行ってきた支援の様々な矛盾や、内戦の後のタリバン政権下に生きている人々を見せていきます。純粋なドキュメンタリーではなく、ドラマの要素も含んではいますが、ロケの迫力や地雷で足を無くした人々のエピソードなど衝撃的な映像は現実の様々な問題を考えさせてくれるのに充分な説得力を持っています。

 神の子たち
(四ノ宮浩監督/日本/01年/105分)
 
 アジア最大のスラムといわれたフィリピンの巨大ゴミ捨て場スモーキーマウンテンを生活の糧とし、暮らす人々を6年がかりで撮影して完成させた作品が「忘れられた子供たち/スカベンジャー」でした。あれからから6年。スモーキーマウンテンに住む人々は強制撤去され、フィリピンにある第2のスモーキーマウンテンと呼ばれる巨大なパヤタスゴミ捨て場へと移り住みました。今回はここを生活の糧とする人々を描いたドキュメンタリー作品です。この映画はそういう苛酷な環境にありながらも、誇りを失わず、堂々と生きる住民たちの姿を克明に描き、人間の生きる意味、人間の絆というものを考えさせてくれる作品です。

 銀杏のベッド
 (カン・ジェギュ監督/韓国/96年/86分)
 
 近年韓国映画もたくさん上映されるようになりましたが、韓国映画のエポック・メイキングとなった作品が韓国だけで600万人を動員したといわれる「シュリ」。またこの作品は韓国映画が海外でも一般上映されるようになるきっかけを作りました。そのカン・ジェギュ監督のデビュー作でもあり、主演男優のハン・ソッキュと初めて組んだのがこの「銀杏のベッド」です。意表を突くストーリーテリング、スピーディーな展開、胸を締め付けるラブロマンスなど「シュリ」の原点といわれ、輪廻転生をモチーフにした伝奇的ファンタジー作品です。海外のマーケットで通用する作品を生み出そうとする韓国映画の活力を感じさせてくれます。