高知県立美術館所蔵作品によるコレクション展 |
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| 新収蔵品を中心に 高知ゆかりの日本画家たち |
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高知県立美術館では、「南の人と自然」をテーマに 作品を収集・保存しています。 今年度は5名の方より貴重な作品をご寄贈いただきました。 本展では新収蔵品21点を中心に、 中山高陽、壬生水石、河田小龍、徳弘董斎、橋本小霞、春木南溟ら 高知ゆかりの日本画家たちの作品を展示します。 また、石川充宏の鍛金作品や、 金 昭希(キム ソヒ)の「第7回高知国際版画トリエンナーレ展」 高知県立美術館賞受賞も展示しています。 |
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| 中山高陽《関羽》1778年、 絹本彩色、三幅対(中央)、 平成20年度 松村五夫氏寄贈 |
河田小龍《西王母》 絹本彩色、軸 平成20年度 上村燿氏寄贈 |
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会期中毎週土曜日午後1時から学芸員によるギャラリートーク(作品解説)を行います。 |
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観覧料:一般350円(280円) 大学生250円(200円)、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金。 ※「野町和嘉写真展」観覧券(半券付、期間中有効)をお持ちの方は無料。 ※KoMPal会員証(年会費5,000円)および年間観覧券(2,500円)所持者は無料。 ※身体障害者手帳、療育手帳、障害者手帳、戦傷病者手帳および被爆者健康手帳所持者と その介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料。 |
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| 出品作家略歴 |
| 中山高陽 (なかやま こうよう) 1717(享保2)年~1780(安永9)年 現在の高知市に生まれる。通称は清右衛門。別号は鎌川、江竹、酔墨山人など。 江戸南画の始祖であり、近世土佐を代表する画家。絵は彭白百川に、書は関鳳岡に学ぶ。1759(宝暦9)年、江戸に出て、宝暦から安永期の江戸を代表する画人・文化人として知られるようになった。文人墨客と広く交流し、詩人・井上金鋨、書家・沢田東江と親交を結び、高陽の画を加えて当時の三絶と称せられる。 1775(安永4)年に画論集『画譚鶏助』を刊行、絵画についての啓蒙書として後の時代にも広く読まれた。 |
| 壬生水石 (みぶ すいせき) 1790(寛政2)年~1871(明治4)年 現在の高知市に生まれる。姓は壬生、源、王、児玉を併称し、号は水石を早くから用いた。 漢学、兵学、武術、有職故実を学ぶ。南画を志し、島本蘭渓、松村蘭台の作品を手本に独学。のちに徳弘石門に師事して広瀬台山、春木南湖の画風を学び池大雅の小帖で養成を受けた。1832(天保3)年、土佐藩12代藩主・山内豊資の参勤に従い、富士山、箱根をはじめ宿駅を写し、《東遊詩草》44編をつくる。 篆刻は南画以上に優れ、“土佐の印聖”と称された。 |
| 徳弘董斎 (とくひろ とうさい) 1807(文化4)年~1881(明治14)年 現在の高知市に生まれる。家は代々砲術を伝える家柄で、1826(文政8)年に家督を継いで土佐藩筒持役をつとめた。職務の傍らで狩野派の技法を学んでいたが、天保年間の末、藩命により江戸へ赴く。オランダ式砲術を学ぶ一方で画僧・光明寺雲室上人の門に出入りし、南宋画を学ぶ。橋本小霞と並んで土佐南画の二名家と呼ばれ、画人として高い評価を得ていた。 坂本龍馬は砲術の弟子、武市瑞山は絵の弟子である。 |
| 橋本小霞 (はしもと しょうか) 1813(文化10)年~1879(明治12)年 現在の高知市に生まれる。はじめ喜久治と称し、のち和太郎、達と改める。 楠瀬大枝に画を学ぶ。和歌、詩文、書を得意とし、また篆刻を壬生水石から学んだ。父の跡を継いで高知藩徒士となり、藩主の参勤に従ってたびたび江戸に赴いた。その間、春木南湖、広瀬台山らに南画を学ぶ。大枝の社中で画事を手伝う頃出会った生涯の画友、徳弘薫斎と壬生水石と親交を重ね、古屋竹原没後の土佐の南宗画壇を薫斎と支えた。中国の元、明の画風を融合した、静かでよどみない筆致で山水画を描いた。 |
| 春木南溟 (はるき なんめい) 1794(寛政6)年~1878(明治11)年 江戸に生まれる。名は秀熙。字を敬一。称は卯之助。別号に耕雲漁者、呑山楼。 南画家・春木南湖の長男で、父の画法を受け継ぎながら、北画の技法等を受け入れた画風で名をあげた。福井藩16代藩主・松平春嶽や土佐藩15代藩主・山内容堂に寵愛を受けた絵師として知られる。山水・花鳥画を得意とした。 |
| 河田小龍 (かわだ しょうりょう) 1824(文政7)年~1898(明治31)年 現在の高知市に生まれる。祖父の河田家を継ぐ。通称は篤太郎。号は小龍、小梁、松梁、皤山、維鶴など。 島本蘭溪に南画の手ほどきを受け、一時林洞意(絵金)にも師事した。1846(弘化3)年、吉田東洋に従い京坂に遊学、書を篠崎小竹、南画を中林竹洞、北画を狩野永岳に学び、南北合派の絵師と呼ばれた。 1852(嘉永5)年にアメリカから帰国した中浜万次郎の取調べにあたり『漂巽紀略』を著す。高知では画学塾・墨雲洞で多くの弟子を育て、坂本龍馬に航海通商策を教えたともいわれる。 |
| 石川充宏 (いしかわ みつひろ) 1944(昭和19)年~ 神奈川県に生まれる。1969(昭和44)年、東京藝術大学工芸科卒業。卒業制作でサロン・ド・プランタン賞を受賞し、翌年東京芸大安宅賞受賞。1972(昭和47)年、芸大の大学院を修了し、同年、日展初入選。1974(昭和49)年、神奈川県美術展工芸部門で大賞受賞。以後、日本金属造形作家展や日本現代工芸美術展に出品を続け、受賞多数。 1990(平成2)年、高知大学教育学部教授に就任、2008(平成20)年退官。現在は高知大学名誉教授、放送大学高知学習センター所長。現代工芸美術家協会理事、日展会員。 |
| 金 昭希 (キム ソヒ) 1983(昭和58)年~ 韓国、大邱に生まれる。2007(平成19)年に弘益大学(版画専攻)を卒業し、2008(平成20)年から多摩美術大学院美術研究科に在学。韓国現代版画家協会正会員。2006(平成18)年、京鄕美術大展(韓国)で特選。2007(平成19)年、大韓民国美術大展(韓国)で入選、檀園美術大展美術部門(韓国)で特選、現代版画公募展(韓国)で優秀賞。 2008(平成20)年、「第7回高知国際版画トリエンナーレ展」(いの町立紙の博物館)高知県立美術館賞受賞。 |
| 栗田政裕 (くりた まさひろ) 1952(昭和27)年~ 茨城県に生まれる。1975(昭和50)年、東海大学教養学部芸術科卒業。創形美術学校で版画を学ぶ。木版画家・吉田穂高に師事。1982(昭和57)年、日本版画協会会員となる。1983(昭和58)年、ザイロン国際木版画トリエンナーレ(スイス)、1994(平成6)年、日本の木口木版画展(板橋区立美術館)。1995(平成7)年、文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧。 日和崎尊夫、柄澤斎らとともに「鑿の会」を創立したメンバーである。 2002(平成14)年「第5回高知国際版画トリエンナーレ展」(いの町立紙の博物館)高知県立美術館賞受賞。 |
| ジュリオ・パズ Julio Paz 1939(昭和14)年~ アルゼンチンに生まれる。建築を学び、1970年代終りからミラノで舞台美術家、版画家として生活、美術教師も務める。1965(昭和40)年からブエノスアイレス、トゥクマン、ミラノ、ニューヨークで展覧会を開催。1965~87(昭和40~62)年「インターグラフィック」(版画トリエンナーレ、東ベルリン)に出品。1997(平成9)年「クラコウ・トリエンナーレ」(ポーランド)に出品。専門とする版画技法はエングレーヴィング。 1999(平成11)年「第4回高知国際版画トリエンナーレ展」(いの町立紙の博物館)高知県立美術館賞受賞。 |
| エリニス・ジェリスティン Elinice Gelistyn 1962(昭和37)年~ 南アフリカ、ケープタウン市で活躍する版画家。現在は非常勤講師として教壇にも立つ。 1996(平成8)年「第3回高知国際版画トリエンナーレ展」(いの町立紙の博物館)高知県立美術館賞受賞。 |