サタデーレクチャー & シアターシリーズ

  より多くの方に、アートや美術館に親しんでいただくために、
  土曜日の午後に行います(お休みの日もあります)。
  月替わりで内容は変わっていきますので、どうぞお楽しみに!


  ■会場: 1階シアターまたは2階講義室
  ■定員: シアター:約30名  講義室:約50名
  ■事前申し込みは不要です。直接会場にお越しください。





12月番外編◎ワン・コイン・シアター「≒(ニア・イコール)」シリーズ上映

12月は番外編として、日本を代表するアーティストを追ったアートドキュメンタリー映画「≒(ニア・イコール)」シリーズを上映します。
「近似値」や「大まかには等しい」といった意味の「≒」というシリーズ名が示すとおり、映像に記録できるのは真実などといった大仰なものではなく、ドキュメンタリーといえども結局は作り物に過ぎない、という姿勢を貫く本シリーズでは、美術作家や写真家など、様々な分野のアーティストの作品の魅力に迫りながら、同時に作家をとりまく現代社会に対する鋭いまなざしも向けられています。今回の美術館での上映ではそれぞれワンコイン(500円)の参加料でご覧いただける貴重な機会となっております。どうぞお見逃しなく!

日時 6日[土]7日[日]・13日[土]・23日[火・祝]
    各日2回上映 @13:00〜 A15:00〜
会場 高知県立美術館2階 講義室
参加料  当日各500円(前売券なし・各回先着50名)

開催日 内容 時間
12月6日(土)
新しい写真の時代を作り出した写真家
『≒森山大道』
出演:森山大道 監督:藤井謙二郎 2001年/カラー/84分/DVD
DVD発売中(C) 2001 B.B.B.inc.

天才アラーキーこと荒木経惟をして「新しい写真の時代を作り出した男」と言わしめる写真家・森山大道。60年代後半より常にカリスマ的存在として写真界に君臨しながらも、マスコミへの表立った登場を拒み続けていたため、その人物像はどこかクールで近寄りがたいイメージがある。だが、本作の中で度々のぞかせるやんちゃな表情や、あまりに軽快な彼の撮影姿は、表現性との訣別、そしてアマチュアリズムの肯定という彼の写真に対する信念と同様に、見る者を惹きつけて止まない。
公式HP
@13:00〜14:24
A15:00〜16:24
12月7日(日) 次々と問題作を発表し続ける“取扱注意”の美術家
『≒会田誠 〜無気力大陸〜』
出演:会田誠 撮影・編集・監督:玉利祐助 2003年/カラー/98分/DVD
(C) 2003 B.B.B.inc.

巨大なアニメのセル画に北斎の浮世絵をモチーフとして描いた作品「巨大フジ隊員VSキングギドラ」で、その卓越した発想と確かな技術に裏打ちされた大胆な表現が話題を呼び注目された美術家、会田誠。彼は“戦争画”を現代に蘇えらせた『戦争画RETURNS』や、少女や女子高生をモデルとした一連のシリーズで物議を醸しながらも、写真、小説、インスタレーション、果ては漫画までと多様な表現を駆使してマルチに作品を発表してきた。“現代美術”という世界で奇才にして異端と呼ばれる会田が挑む“アートの仕事”とは。
公式HP
@13:00〜14:38
A15:00〜16:38
12月13日(土) “人間を彫る”彫刻家
『≒舟越桂』
出演:舟越桂 監督・撮影・編集:藤井謙二郎 製作総指揮:榎本寛治
2004年/カラー/98分/DVD  
(C)2004 B.B.B.Inc.

クスノキを素材とした木彫の半身像に大理石の眼。「綿密な計算と偶然の調和」と「リアリズムから“舟越的リアリティ”の追求」により生まれる彼の作品は素朴で、温かく、優しい。また、静かに遠くを見つめている眼差しが不可思議な魅力を宿す。様々な工夫に満ちたアトリエでの創作活動、回顧展、講演会、大学の授業、広告出演と多岐にわたるフィールド、作業中の口笛から合間のスポーツ中継…。カメラは“舟越桂”という彫刻家の姿と、彼がクスノキに命を吹き込む過程を丁寧に撮り続ける。
公式HP

@13:00〜14:38
A15:00〜16:38
12月23日(火・祝) 孤高のネオ日本画絵師
『≒天明屋尚』
出演:天明屋尚 三代目彫よし/河鍋楠美/山下裕二/会田誠/青山悟/東谷隆司/宇治野宗輝/菊池茂夫/倉重迅/八谷和彦/舟越桂/松井冬子/松蔭浩之/山口晃/吉永マサユキ 
監督・撮影・編集:石崎豪 2006年/カラー/80分/DVD
  (C) 2006 B.B.B.inc.

世界各国から選ばれた14人のアーティストによって制作された2006年ドイツFIFAワールドカップ・アートポスター。日本人では唯一、天明屋尚が選ばれた。まさに「もう1人の日本代表」である。金箔の地に、鎧兜を纏った戦国武士がサッカーボールを蹴り合うこの絵は、日本代表を謳うに相応しく日本伝統美術を継承しつつ進化させた作品に仕上がっている。八谷和彦、松井冬子、山口晃、舟越桂など、彼を取り巻く人々のコメントや、繊細な描線と大胆不敵なテーマに潜むこだわりから、現代の絵師の素顔が時折見え隠れする。
公式HP

@13:00〜14:20
A15:00〜16:20




11月◎写真家特集

美術館2階で開催している「野町和嘉写真展 聖地巡礼」にあわせて、世界の写真家たちを追ったアート・ドキュメンタリー映画を上映します。

開場 13:30 開演14:00 
会場 美術館1階シアター(定員27名) 
入場無料 (先着順・申込不要です。直接会場までお越しください。)

開催日 内容 時間
11月1日(土)
@20世紀最高の写真家を初めてとらえた“決定的瞬間”
『アンリ・カルティエ=ブレッソン―疑問符』
Henri Cartier-Bresson:Point d’interrogation
1994年 フランス カラー&白黒 37分 監督:サラ・ムーン

多くの“決定的瞬間”を発表しながら、自身の姿を撮影されることを許してこなかった20世紀最高の写真家の謎に迫る。


A動物写真を撮り続ける、独特の哲学をもった北欧の写真家
『写真家ペール・マニング』

Per Maning, Photographer
1994年 ノルウェー カラー 26分 監督:スティグ・アンデルセン

芸術とは無縁の環境に育ったペール・マニングが、ある1匹の犬との出会いを通じて、ノルウェーを代表する写真家になるまで。
@14:00〜14:37
A14:40〜15:06
11月22日(土) 写真界の帝王の全貌をとらえた自伝的ドキュメンタリー
『リチャード・アヴェドン:闇と光』
Richard Avedon : Darkness and Light 
1996年 アメリカ カラー 86分 監督:ヘレン・ホイットニー

ファッション写真、有名人のポートレイトをはじめ、ベトナム戦争の記録写真や、癌で死にゆく自らの父の姿を追ったドキュメントといった、アヴェドンの50年に及ぶ活動の成果を網羅した決定的ドキュメンタリー。ポートレイトを撮影するアヴェドンと被写体となる人々とのセッションの模様や、アヴェドンの私生活、アヴェドンと彼を知る人々とのインタビューを通してその創造の全貌に迫る。
14:00〜15:26
5月29日(土) 人気写真家と被写体=ワイナラマー犬たちの最良の関係
『ウェグマンの世界』 Wegman’s World
1996年 オランダ カラー 60分 監督:チェリー・デュインズ

ワイナラマー犬を被写体にしたユーモアあふれる大型ポラロイド写真で知られるアメリカ人写真家ウィリアム・ウェグマン。彼の作品が表現するのは単なる犬の擬人化ではなく、写真家と犬の、ひいては一人の人間と他者との関係であることを明らかにしていく。アーティストとしての足跡と犬たちとの生活、さらには厳しくも微笑ましい撮影風景など、人気写真家ウェグマンの世界を紹介する。
14:00〜15:00




9月◎海を渡った画家たち ―学芸員によるレクチャー

開場 13:30 開演14:00 
会場 美術館2階 講義室(定員約50名) 
入場無料 (先着順・申込不要です。直接会場までお越しください。)

開催日 内容 時間
9月13日(土) 「洋画家・佐伯祐三の人と作品」

奥野克仁(学芸専門員)

明治31年、大阪に生まれた洋画家・佐伯祐三は東京美術学校を卒業後フランスにわたり、ヴラマンクらの影響を受けながら独自の画業を展開しますが、30歳の若さで病没します。しかし、彼の残した作品は、今でも見るものの心を捉えて離しません。今秋開催するコムパル・ツアー「大阪市立美術館『没後80年記念 佐伯祐三展』鑑賞ツアー」にあわせ、佐伯の生涯と作品を紹介します。
14:00〜15:00
9月27日(土) 「パリの土佐人画家たち」

河村章代(当館主任学芸員)

20世紀初めのパリは、各国から多くの芸術家が集まり、華やかな「芸術の都」としてかがやいていました。高知県立美術館の主要コレクションのひとつ、シャガールもその一人です。彼らは「エコール・ド・パリ」と呼ばれ、多彩な作品を生み出していました。
同じ頃、日本からもたくさんの画家がパリに赴き、活躍していました。今回のレクチャーでは、高知出身の山脇信徳、西岡瑞穂、中村博、幸徳)幸衛らを紹介し、当時のパリの日本人画家についてお話いたします。

14:00〜15:00





8月◎番外編「バック・ヤード・ツアー」 美術館の裏側見せます!

 作品の搬入口、巨大エレベータ、機械室や作品収蔵庫周りなど普段あまり見ることのない、美術館の裏側へ皆様をご案内します探検気分でぜひご参加ください!


★日 時   : 8月2・9・30日(各土曜日) 各日10:00〜10:30
★ご案内  : 美術館スタッフ (2日・30日 広松みどり ・ 9日 影山千夏 )
★集合場所 : 美術館1階エントランス
★参加費   : 無料(先着順・各日10名程度。事前申込は不要です。)





7月◎「夏の展覧会スペシャル」 ―学芸員によるレクチャー&アーティストトーク

 高知県立美術館では夏の企画展として「美術家たちの『南洋群島』」展と、「2000年後の美術館」を開催します。二つの展覧会をより楽しんでいただく為に、関連企画として学芸員によるレクチャーと、出展作家によるアーティストトークを開催します。聴講無料・お申込不要ですので、どうぞお気軽にご来場ください。


開催日 内容 時間 会場
7月19日(土) 「『ノアノア』を読む」 

当館学芸専門員 奥野克仁

 当時フランス領だったタヒチに渡り、革命的な創造を実現しようとした画家ゴーギャン。多くの日本の美術家たちの南洋旅行に影響を与えたゴーギャンのタヒチ紀行文を、担当学芸員よりご紹介します。

14:00〜15:00
(開場13:30)
2階 講義室
(定員50名程度)
7月26日(土) 「ようこそ、2000年後の世界へ!」 

美術作家・福山市立女子短期大学准教授
柴川敏之


2000年後に携帯電話やパソコンが化石となって出土したら、未来の人たちはどんなふうに思うでしょうか? こんな視点で作品をつくっている柴川敏之さんの展覧会を作家自身がご紹介します。
11:00〜12:00
(開場10:30)
 
1階 第4展示室
(定員30名程度)





6月◎もうひとつの名品展 ―学芸員によるレクチャー

 ただいま美術館では、コレクション展「高知県立美術館名品展 美との出会い」を開催しています。収蔵品の中から様々な美術作品約50点をご紹介していますが、これら以外にも当館にはまだまだ展示されていない作品が数多くあります。そのため今回「もうひとつの名品展」として当館の学芸員がそれぞれ自信を持ってお薦めする館所蔵作品やその特徴などについて解説いたします。お申込みは不要ですので、どうぞお気軽にご来場ください。


開場 13:30 開演14:00 
会場 美術館1階シアター(定員27名) 
入場無料 (先着順・申込不要です。直接会場までお越しください。)

開催日 内容 時間
6月7日(土) 「夭折の版画家 清原啓子(きよはらけいこ)について」 

影山千夏(主任学芸員)


将来を嘱望されながら、若くして急逝した版画家清原啓子(1955−18987)の作品をご紹介します。
清原は、異様なまでの細密な表現で、神話性を孕んだ独自なファンタジーの世界を銅板に刻みました。当館では、清原の母親が高知出身である関係から、高知ゆかりの作家として1995(平成7)年に27点の作品を収蔵しました。これらの作品は、清原の死後、恩師である版画家深沢幸雄氏により刷り上げられたものです。収蔵に際して、深沢氏の手紙も添えられました。
今回のレクチャーでは、深沢氏のお手紙などもご覧いただきながら、スライドで清原の世界をゆっくり鑑賞したいと思います。
14:00〜15:00
6月14日(土) 「ジョージ・グロッスと新即物主義」

奥野克仁(学芸専門員)


ベルリンに生まれたジョージ・グロッス(1893−1959)は、ドイツ表現主義の第二世代にあたる「新即物主義」の代表的な画家です。
当館はドイツ表現主義の版画の優れたコレクションを有していますが、加えて7点の油彩画も所蔵しています。
中でもグロッスの《緑衣のロッテ》(1926)は、国内にある数少ない油彩画のひとつであり、数々の展覧会出品歴をもつ名品として知られています。
今回は、グロッスの作品を中心に、両大戦間に展開した特異な美術運動を紹介します。

14:00〜15:00
6月28日(土) 「広瀬東畝(ひろせとうほ)《孔雀図》を中心に―日本画の魅力と特徴」

後藤雅子(学芸員)


「高知県立美術館名品展 美との出会い―郷土の作家を中心に」に展示中の、広瀬東畝《孔雀図》。
広瀬東畝は、花鳥画を得意とした高知県岡郡佐川町出身の日本画家です。《孔雀図》は、六曲一双の金屏風に雌雄の孔雀が描かれており、東畝の優雅、佳麗といわれる画風がよくわかる作品です。
今回はこの作品を中心に「屏風」、「金」、「孔雀」などをキーワードとして、尾竹国観《天女図》、南部錦溪《花虫図》、山本昇雲《双艶競芳》など、日本画作品の魅力や特徴をお話しします。

14:00〜15:00





5月◎日本の美術家特集

5月のサタレクは世界的に活躍する日本人美術作家のドキュメンタリー映像に加え、
昨年度「高知県立竜宮城」展にて上映され好評を頂いた森尾朋弘さんの鉄道特撮映像のアンコール上映を行います。

開場 13:30 開演14:00 
会場 美術館1階シアター(定員27名) 
    ※31日のみ会場は2階講義室(定員約50名)
入場無料 (先着順・申込不要です。直接会場までお越しください。)

開催日 内容 時間
5月3日(土) 『オノヨーコ』
1999年 イギリス 52分 ビデオ  監督=スーザン・ショウ 

20世紀もっとも有名な女性美術家の一人、オノヨーコ。この作品は彼女の幼い頃からの足跡を、そしてアーティストとしてのキャリアを追ったドキュメンタリーである。ジョン・レノンと出会う前から前衛美術家として活躍していた彼女の展覧会は今も世界各地で開催され、再評価が行われている。ヨーコは言う。“人は私が彼の影の中にいると思うかもしれません。でもその影を作っているのはとても美しい木で、その木が私を守ってくれているのです。”
14:00〜14:52
5月10日(土)



束芋『初芋』
2001年 日本 21分 DVD 監督 岸本 康  出演・声 束芋  

アニメーションを用いた映像インスタレーションで注目を集める気鋭の若手女性アーティスト、束芋。彼女は、なんとなくシステム化された日本社会にはめ込まれて育って来た「今の若者」の代表として「普通の自分」を表現している。「初芋」と題したこのビデオは、キリンコンテンポラリー・アワード最優秀賞を受賞した「にっぽんの台所」などを収めた最初の記録映像集である。

森村泰昌『MORIMURA ChapterTA kind of Introduction』
2005年 日本 37分 DVD  監督 岸本 康  音楽 森村泰昌

本作は「序論のようなもの」である第一章に続き、第二章は展覧会の会場を動画映像によって回顧し、主な作品も収録したアーカイブスとなっている。そして第三章は森村を追ったドキュメンタリー。これまでの活動を様々な視点で振り返り、森村泰昌について検証する。
14:00〜14:58
5月17日(土)
『KAWAMATA PROJECTS BY
GILLES COUDERT 』

1970年代後半から国内外で多数の、主に材木や板を使った大規模な作品に取り組む美術家、川俣正。名実ともに日本を代表する川俣と共に活動するフランス人監督ジル・クデールによる、フランスで行われた3つのプロジェクトに関するドキュメンタリーを一挙公開。

「椅子の回廊」 
Le Passage des Chaises
1997年 フランス 15分 ビデオ

「椅子たちの旅」 
Les Chaises de Traverse
1998年 フランス 26分 ビデオ

「トランスフェール」  
Transfert
1994年 フランス 30分 ビデオ
14:00〜15:11
★スペシャル企画★
5月31日(土)
森尾朋弘(もりお ともひろ)
なつかしの鉄道・特撮映像アンコール上映会 
(会場:講義室)

今春開催し人気を博した「高知県立竜宮城―高知の造形文化展」にて注目を集めた、高知市在住の森尾朋弘さん制作の「なつかしの鉄道・特撮映像」を、ご要望に応えてアンコール上映します。昭和初期の土讃線や現在の宿毛線、また今は無き土佐電鉄・安芸線などのなつかしい光景がリアルな特撮映像で再現されています。森尾さんがこだわりぬいた特撮映像をどうぞご堪能ください。加えて、「高知県立竜宮城」展の展示や関連企画の模様をまとめた森尾さんの新作映像も上映します。
貴重なこの機会、ぜひご来場ください。
※森尾さんご本人による作品解説もあります。
14:00〜15:30(予定)



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