Wilhelm Lehmbruck 1881-1919
ヴィルヘルム・レームブルック展

2004年2月29日(日)〜4月4日(日)

開催時間:午前9時00分〜午後5時00分(入場は4時30分まで)
休館日:3月2日(火)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)



自画像 1902
ヴィルヘルム・レームブルック美術館
Photo: Octavian Beldiman

 ヴィルヘルム・レームブルック(1881-1919)は、第一次世界大戦前後の激動の時代に生きた、ドイツ表現主義を代表する彫刻家です。
ドイツ北西部、デュースブルク近くの炭坑労働者の家に生まれたレームブルックは、はじめ伝統的な技法を熱心に学びますが、やがてフランスのロダンやマイヨールなどの作品を通して新しい近代的な造形に目覚め、さらに、当時さまざまな国からパリに集まっていた前衛的な作家たちと交流しながら、独自の芸術を確立しました。


母と子 1907
レームブルック家遺産
Photo: Octavian Beldiman

 社会的にも文化的にも激動する世紀転換期のヨーロッパで制作したレームブルックは、そのような時代に生を受けた近代人としての自我を見つめ、自らに「生きること」の意味を問い続けました。この時代は抽象絵画や抽象彫刻など、美術においても革命的な新しい動きが現れ、レームブルックの作品もこれに呼応し、抽象化、純粋化の傾向を見せましたが、その主題は常に人間を志向していました。レームブルック特有の極端に引き伸ばされた人体の表現は、静かな、それでいて張り詰めたような力動感を秘めています。


立ち上がる青年 1913
愛知県美術館

 残念ながら激動の時代は繊細な芸術家の心を打ち砕き、極度の憂鬱状態を経て、レームブルックは38歳の若さで自らの命を絶ちます。さらに、彼の死後、ドイツで政権を掌握したヒトラー率いるナチ党によって「退廃」の烙印を押され、作品は公的機関から押収されて人々の記憶から消し去られてしまいます。しかし、深い精神性を湛えた彼の作品は、いまだ危機の時代を生きる人類に共通する鋭い現代性をもち続けています。第二次世界大戦後には当然ながら復権し、続々と展覧会が仕立てられ、また研究書の刊行も相次いでいます。


ひざまずく女 1911
レームブルック家遺産
Photo: Octavian Beldiman

 本展は、レームブルックの芸術の全貌を我が国で本格的に紹介する最初の展覧会です。初期から晩年に至る彫刻の代表作36点に絵画、素描、版画等92点を加え、作品相互の主題的な関連性を考慮した7部構成で展示いたします。ご期待ください。


坐る青年 1916/17
ヴィルヘルム・レームブルック美術館
Photo: Bernd Kirtz


主   催:

高知県立美術館・ヴィルヘルム・レームブルック美術館・「ヴィルヘルム・レームブルック展」実行委員会・読売新聞大阪本社・美術館連絡協議会

後   援: 大阪ドイツ文化センター・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・KSSさんさんテレビ・NHK高知放送局・エフエム高知
協   賛: 花王株式会社
協   力: 日本航空
企画協力: 空間造形コンサルタント

観覧料:

一般前売650円/一般850円(650円)/大学生550円(450円)/高校生以下無料/年間観覧券2500円

※( )内は20名以上の団体割引料金。
※身障者手帳、療育手帳、障害者手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、 高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料。

前売券発売所:高知県立美術館ミュージアムショップ/高新プレイガイド/高知市文化プラザ/高知大丸/TSUTAYA/サニーマート/高知県民文化ホール/高知県庁生協売店/山元/フジグラン(野市・高知・葛島各店)/宮脇書店(高須店)



関連企画

記念講演会
「レームブルックとその時代」
講師: 西村勇晴(宮城県美術館学芸部長)
日時: 3月7日(日)午後2時〜
場所: 美術館2階講義室(定員50名)
※聴講は無料です。


ギャラリートーク

日時: 3月14日(日)、28日(日)、4月3日(土)各日午後2時〜
講師: 奥野克仁(担当学芸員)
※参加は無料ですが、展覧会チケットをお買い求めの上会場にお集まりください。



考える男の頭部 1918
レームブルック家遺産
Photo: Bernd Kirtz



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