天才高橋悠治、バッハ「ゴルトベルク変奏曲」を弾く

「高橋悠治 
ゴルトベルク変奏曲」



    YUJI TAKAHASHI

    Johann Sebastian Bach
    「Goldberg Variations」


photo:Ken Iwai

現代日本を代表する作曲家、ピアニストである高橋悠治。22歳で衝撃的デビューを飾り、その後ヨーロッパに渡った高橋は20世紀音楽の巨匠ヤニス・クセナキスに師事しヨーロッパ各地で演奏活動を行います。また66年よりロックフェラーV世財団の奨学金でニューヨークに移住し、各地の音楽祭やソリストとしてロンドン交響楽団、トロント饗、ニューヨークフィルなどと競演を行うなど世界が認める作曲家、ピアニストとして活躍します。72年以降は活動の本拠を日本に移し、数々のピアノ曲を録音。
 またコンピューターによる作曲、アジア民衆の抵抗歌をうたう水牛楽団の活動、ライブ演奏や執筆活動を行います。90年以降は邦楽器や雅楽の楽器のための作品を多数発表するなどその活動は多岐に渡り、常に日本の音楽界に影響を与え続けます。

高橋悠治の「ゴルトベルク変奏曲」

 ドイツ・バロックの巨匠、ヨハン・セバスチャン・バッハは、多くの演奏家にとって、常に刺激的な存在です。特に、鍵盤楽器奏者にとって「ゴルトベルク変奏曲」は、楽曲の美しさ以外に、解釈、奏法など様々なアプローチで挑んでも汲み尽くすことのできない魅力をもった特別な作品といえます。 高橋悠治は、1976年にリリースされた「ゴルトベルク変奏曲」(DENON)で「カツラを脱いだバッハ」と絶賛され、新たなバッハ像を見せました。そして2004年にエイベックス・クラシックスから同曲を再録音しリリース。同年11月に東京・浜離宮朝日ホールで行われた「高橋悠治ゴルトベルク変奏曲」は完売、そして本年3月に行った東京・追加公演も完売。さらに新しいゴルトベルクを聴かせ、満員の聴衆を魅了しました。
今、高橋悠治は何を思い、どのようにゴルトベルク変奏曲を聴かせるのか・・・。
名曲、イタリア協奏曲とのカップリングでお楽しみください。

■演奏曲J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV971

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988

■公演日:2005年7月15日(金) 開場18:30/開演19:00

■会場:高知県立美術館ホール

■入場料:前売券 2,500円/当日券 3,000円 (全自由席)

身体障害者手帳・療育手帳・障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。割引料金前売1,750円/当日2,100円
*身体障害者割引前売券については、美術館ミュージアムショップ、県民文化ホールで取り扱います。

電話予約受付:高知県文化財団企画課(午前9時〜午後5時)088-866-8006
主催:高知県立美術館(高知県文化財団)・エフエム高知

■後援:NHK高知放送局・高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・KSSさんさんテレビ

■協賛:アサヒビール株式会社
(当ホール事業はアサヒビール株式会社より年間助成を受けています)

■企画制作: クリスタル・アーツ
■協力:エイベックス・クラシックス

■お問い合せ   
高知県立美術館

〒781-8123 
高知市高須353−2

TEL 088-866-8000
FAX 088-866-8008 

■前売券発売所:
Photo:Ken Iwai
美術館ミュージアムショップ:088-866-8118
高知県民文化ホール:088-824-5321
高新プレイガイド:088-825-4335
高知大丸プレイガイド:088-825-2191
さんのすけプラザ:088-871-0833
DUKE SHOP高知:088-825-2505
高知市文化プラザ:088-883-5052
トサデン商事:088-833-1039

眠れない夜を慰めてくれる名曲「ゴルトベルク変奏曲」

この曲は元々「2段の手鍵盤をもつチェンバロのためのアリアとさまざまな変奏」という名で、1742年「クラヴィーア練習曲集」の第4部として出版されました。「ゴルトベルク変奏曲」と呼ばれるようになったのは、バッハの心酔者であるカイザーリンク伯爵が、眠れない夜を慰めてくれるような曲をバッハに依頼し、伯爵が眠れない時はいつも曲を弾いていたヨハン・T・ゴルトベルクの演奏用として作曲されたからです。

高橋悠治/ピアノ

TAKAHASHI Yuji/Piano

       作曲家、ピアニスト、エレクトロニクス。

 1938年東京生まれ。柴田南雄、小倉朗に作曲を学ぶ。桐朋学園短大作曲科を中退。1960年東京現代音楽祭にてボー・ニルソンの難曲『クワンティテーテン』を初演しピアニストとしてデビュー。
 63年にフォード財団助成によりベルリンへ渡り、ヤニス・クセナキスに師事し、欧州各地で演奏活動。クセナキス『エオンタ』を独奏したLPがフランス・ディスク・アカデミー大賞を受賞。66年よりロックフェラーV世財団の奨学金でニューヨークへ移住、ソロ活動を行う。
 のちニューヨーク州立大学バッファロー校「創造と演奏の芸術」センターメンバーとなり、コンピュータを使用し作曲。また、毎年バークシャー、タングルウッド音楽祭に出演。またソリストとしてロンドン交響楽団、トロント響、ニューヨーク・フィルなどと協演。70年には大阪万国博覧会・鉄鋼館「今日の音楽」音楽祭にて演奏とシンポジウム。
 72年に活動の本拠を日本に移す。武満徹・湯浅譲二らに呼びかけて作曲家グループ「トランソニック」を結成、季刊誌の編集などを行う。DENONレーベルにバッハやサティのピアノ曲を録音。
 78年よりアジア民衆の抵抗歌をうたう水牛楽団を組織、月刊「水牛通信」を発行し、市民集会などで演奏。また即興、コンピュータによる作曲やライブを行う。90年以後は和楽器によりながら、手のうごきと声に関心をもち、邦楽器や雅楽の楽器のための作品を多数発表。92年よりフォンテックにてCDシリーズ『高橋悠治リアルタイム』を開始。    
 2004年7月には「高橋悠治/コレクション1970年代」(平凡社ライブラリー)、9月にはピアノソロCD付絵本「けろけろころろ」(福音館書店)、11月には「音の静寂 静寂の音」(平凡社)が発売された。

高橋悠治サイト http://www.ne.jp/asahi/kerbau/kerbau21/kerbau(j)/yujij.html


Photo:Ken Iwai